教室を始めたいと思った3つの理由。手織は究極の癒し時間

はじめに

こんにちは、アトリエみみです。今日は、私が手織教室を始めようと思ったきっかけについてお話しようと思います。

私が教室を開講しようと決意した理由は大きく3つ。その全てがミックスされ、『これだ!』と行き着いた先が手織教室でした。ここからは、その理由をより詳しくお伝えしたいと思います。

教室開講を決意した3つの理由

1:自分の『好き』を多くの人に

私は多摩美術大学のテキスタイルデザイン(特に織)について学び、卒業しました。そして、大学院も多摩美で織についてより深く研究をし、修了しました。
大学院時代には、教授のお手伝いで学生に織物について教える機会をいただいていました。そのときに『自分が興味のある事を他の誰かに教えて喜んでもらうこと、楽しさを共感してもらうことってこんなに嬉しいんだ!』と感じた事は、強烈な体験としていまだに私の記憶の中に残っています(もう15年くらい前ですが。笑)。

また、無印良品を運営する株式会社良品計画で私がテキスタイルデザイナーとして働き始めて10年ほどが経ちました(23年2月現在)。主にインテリアの布もの製品のデザインを担当しており、今までベッドリネン、カーテン、スリッパ、ケット、クッションカバー、ラグなど、本当にさまざまなアイテムのデザインを手がけてきました。糸の素材・太さ・色から考えて布・アイテムをデザインしたその経験は特別なもので、今の私を形成するのになくてはならないものだなと感じています。
『手織には興味あるけれど、自分で全て考えてデザインするなんてできるのかな、、、』と不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。そんな方にも色々とデザインのコツを紹介して、もっと手織・布・デザインに興味を持ってもらいたい!

自分が好きなこと、得意なこと、興味のあることが多くの人に伝わっていく楽しさに気づいた事、そして自身のデザイナーとしての経験が相乗効果となりより喜んでもらえる学びの場が作れるのではないかと考えたことが、私が織物教室を開講しようと思った1番の理由となりました。

2:育児中に感じた『自分時間の大切さ』

私は、現在幼い3人の子どもを育てているママです。1人目を産んで仕事復帰した後は、日々仕事と育児に追われ、自分1人の時間はほぼ皆無だったのですが、『ほんの少しでも良いから、リラックス・リフレッシュできる自分時間を作りたい!!』と感じるように。そんな時にやってみたのは、子ども服作りやモダンカリグラフィーなど。私は朝が強いので、どれも早く起きられた朝に楽しんでいました。
もちろん、子供の寝かしつけで寝落ちし、気づいたら朝、、、『あー!やってしまったー!!〇〇やりたかったのに〜…』なんてことは今でもザラにあります。笑 でも、決して無理はしないのが自分で決めた約束事。できる範囲で楽しいと思える程度に、が大切です。私の場合、朝強いということもあり、主に『朝活』として楽しんでいました。

そんな日が続く中で、ふと『そういえば、私、手織が好きだったなぁ(仕事はデザインなので、手織りからは離れていました)』と思い出した時がありました。そしてそれを機に、簡易的な織機を購入し、誰でも簡単にできるコースターやブックマークなどの小さい作品を、1人時間を使って作るようになりました。
織り始める前の糸染めや組織図の設計、筬(おさ)の隙間に糸を通す作業、細い糸を一本一本打ち込んでいく織りの工程。気がつけば数時間があっという間に経っていて、なんだか気持ちもスッキリしている。私は学生時代の制作の時間でそんな経験を何度もしてきたはずなのに、仕事と子育てに夢中ですっかり忘れていたようです。

↑こちらが、手織り再開当初に作成したブックマークです

手織りを再開したことで、癒される、そして没頭できる手織の世界をたくさんの人と共有したいと思うようになりました。そして、手織りという分野であれば、私自身がいろんな人に『自分時間』を提供できると気がつきました。
子供はもちろん可愛いですし、子育ては感動の連続ですが、定期的な息抜きも絶対に必要!1人落ち着いて何かに集中する時間はリフレッシュタイムとなり、明日の活力にも繋がります。今子育てで自分の事が二の次三の次になってしまっているママさんにこそ、自分の時間を作ってほしいと強く感じたことが、教室開講のきっかけの1つとなりました。

3:好きなものに囲まれることの心地よさ

私は今、好きなものに囲まれて暮らしたい!という目標のもと、家の中を改造中(リフォームもその中の一つ!)です。まだ完成していませんが、段々と、自分の好きなものが増えていっています。それがとても嬉しい!!
好きなものに囲まれて生活をすると、小さな事が幸せに感じます。可愛いコースターでコーヒーを出したらお友達に喜んでもらえた。お皿洗いは好きじゃないけど、食器についた水滴をお気に入りのキッチンクロスで拭いたら気分もスッキリ。どんなに寒い朝でも、ふわふわの温かいマフラーを巻けば外出も苦じゃなくなる。…そんな小さな幸せを、自分がデザインして作ったもので経験できたら素敵だと思いませんか?自分で作ると愛着も湧きますし、少し大袈裟ですが、人生がとても豊かに感じられるような気がするのです。

まとめ

以上が、私が手織教室を開講しようと決意した3つのきっかけです。ここまで長々と書いてきて言うのもなんですが、つまりは『手織って、すごく楽しい!これからも続けていきたい!!』ということ。この気持ちを、みなさんとワイワイ共有したいのです。

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